仮想通貨やビットコインでよく聞くマイニングってどういう意味?
マイニングは仮想通貨の仕組みを知る上で重要なキーワードだから、今日は分かりやすく解説していくね!
マイニングやマイナーの意味を初心者向けに解説
マイニングとは日本語で採掘という意味ですが、まずは石炭や鉱石、または金を掘り出す事をイメージしてみてください。
実は仮想通貨のマイニングもこれらを掘り出す作業と似ています。
違うのは目に見える実体があるかないかの違いです。
仮想通貨のマイニングとは取引記録の承認作業をする事
仮想通貨とはその名の通り仮想の通貨であり、目に見える通貨ではありません。
しかし私たちが普段使用するお金と同様の価値を持った通貨になります。
そして仮想通貨は、私たちが普段使用するお金(法定通貨)のように中央に管理者を置かず、ブロックチェーンという仕組みによってみんなで管理されています。
ブロックチェーンには仮想通貨の取引履歴を暗号化したものがブロックに記録されています。
その取引記録の検証と承認作業をする事をマイニングと呼びます。
ブロックチェーンについて詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。
それではなぜ取引記録の検証や承認作業(マイニング)をする必要があるのでしょうか。
マイニングに成功すると報酬がある
仮想通貨の売買取引などの承認作業をする事をマイニングといいますが、マイニングに成功すると報酬がもらえる仕組みになっています。
ビットコインを例にあげると、2021年4月現在ビットコインのマイニングに成功すると6.25BTCが成功報酬としてもらえる仕組みに。
1BTCの価格が500万ほどなら、1回のマイニングに成功すれば3000万の報酬がもらえるんだよ!
一つのブロックに対して承認作業(マイニング)できるのは一人と決められているため、世の中にはたくさんの人が莫大な報酬を目当てにマイニングに参加しています。
そしてマイニングに参加している人たちの事をマイナーと呼びます。
ビットコインの発行枚数は2100万枚と上限があり、現在すでに1700万ほどがマイニングされている。そして上限に達するのは計算上2140年頃といわれている。発行枚数に上限があるのは、法定通貨のように発行量を増やしてインフレなどが起こらないようにするため。
マイニング作業にはかなりのコストと設備が必要になる
マイニングすれば莫大な報酬がもらえるんだったら私もマイナーになっちゃおうかな!
その発想は誰でも一瞬は考えるけどね・・実際はそんな簡単なものではないんだよ
マイニングとは仮想通貨の取引履歴の承認作業をする事ですが、承認するにはものすごい数の暗号を必死に解いていく必要があります。
そして暗号を解くには、手当たり次第の数字を試していきながら解読していく必要があり、それには膨大なデータを高速処理するコンピューターが必要になります。
またコンピューターだけではなく、長時間コンピューターを稼働させる電力も欠かせません。
さらには膨大な計算量からコンピューターが熱くなる可能性が高いため、冷却できる環境や設備も必要に。
莫大な報酬を目当てにマイナーたちの競争も激化している事から、マイニングに参加する事はかなりのコストや労力が必要となる事が分かります。
マイナーになるのは撤回するわ
個人として参加するのはアリが象に戦いを挑む事と一緒と言われてるくらいだからね
マイニングのやり方は3種類
マイニングに参加するには下記の3つの方法があります。
- ソロマイニング・・個人で参加する
- プールマイニング・・複数人でチームとして参加する
- クラウドマイニング・・マイニングを行なっている企業や組織に出資する
それぞれのメリットデメリットは下記の通り。
ソロマイニング
プールマイニング
クラウドマイニング
まとめ
最後に今日のまとめです。
- マイニングとは仮想通貨の取引履歴などの承認作業をする事
- そしてその承認作業をすると莫大な報酬がもらえる
- その報酬を目当てにマイナーと呼ばれるたくさんの人たちがマイニング作業に参加している
- しかしマイニング作業にはかなりのコストや設備が必要となる個人でマイニング作業をするのはあまり現実的ではない
私たちが普段使用している円やドルなどの法定通貨は発行枚数に上限がありませんが、仮想通貨には発行枚数が決められているコインがほとんどです。
そのため金のように希少価値も高く、マイニングに成功するとその対価としてコインが発行されます。
金と違うのは実体があるかないかの違いで、仮想通貨のマイニングとは目に見えないコンピューター間で行われています。
以上、マイニングについての解説記事でした。