仮想通貨のノードとマイナーの違いを分かりやすく解説

仮想通貨やブロックチェーンについて学んでいくと、「ビットコインの安全は世界中のノードによって守られている」または「世界中のマイナーにより安全性が守られている」なんて文章を目にします。

正直仕組みの事を理解していないと、ビットコインの安全性がノードによって守られているのかマイナーによって守られているのかごちゃごちゃになってしまいがちです。

こちらの記事ではノードとマイナーの違いを初心者向けに簡単に解説していきます。

ノードの中にマイナーがいる

まずはじめに結論ですが、ノードの中にマイナーがいるので、ビットコインの安全性が世界中のノードによって守られている、または世界中にいるマイナーによって守られている、というのはどちらも正しいです。

まずノードとは仮想通貨のネットワークに繋がっているコンピューター機器の事です。

ノード・・仮想通貨のネットワークに繋がっているコンピューター機器。(コンピューター機器なのでパソコンだけでなく、スマホやタブレットも含まれる。)
仮想通貨のノードとは何なのかを初心者向けにわかりやすく解説

そしてビットコインでの取引履歴はブロックチェーンという仕組みで管理され、ブロックチェーンの記録は世界中にいるノードでも共有されています。

ブロックチェーンとは一体何なのかを初心者向けに分かりやすく解説

ビットコインが安全、また不正ができないと言われるのは、銀行のように中央に管理者を置かず、たくさんの人で取引履歴のデータを共有し合う事により、データの改ざんが事実上できない仕組みになっているからです。

マイナーはマイニングをしながらノードの一部となっている

さらにノードの中にはマイニング作業をするマイナーとよばれる人たちもいます。

ビットコインの取引記録を管理しているブロックチェーンでは、約10分に1つのペースで新たなブロックが生成されます。

そしてビットコインの取引履歴の検証と承認をし、新たなブロックを生成していく事をマイニングとよびます。

【初心者向け】仮想通貨のマイニングとは何かを分かりやすく解説

マイニングするにはたくさんの暗号を解き続けなければならず、高性能なコンピューターや莫大な電力が必要になります。

しかしそれでもマイニングに参加するのは、マイニングに成功した方に経済的インセンティブが発生するからです。

2021時点だとマイニングに成功すると6.25BTCが与えられる。1BTCが500万だと約3000万の報酬に。

マイニングを成功できるのは一つのブロックにつき一人と決まっています。

そのため世界中のマイナーが莫大な報酬を目当てに暗号を解き続けるマイニングに参加しています。

よってマイナーはマイニングをしながらノードの役割も担っています。

まとめ

ノードとマイナーの違いがお分かり頂けたでしょうか。

今日の事を簡単にまとめると下記のようになります。

どちらもビットコインを安全に管理する仕組みで同じような役割に見えますが、実際はマイニングには経済的インセンティブが発生するので違ってきます。

ただどちらもビットコインが不正ができない仕組みを確立する上でとても重要な役割を担っています。

以上、ノードとマイナーの違いを解説させて頂きました。