仮想通貨でスプレッドという言葉を聞くけど何?
スプレッドとは買い手と売り手の価格の差額の事を言うんだけど、分かりやすく説明していくね!
仮想通貨のビットコインなどを購入する際に「スプレッドが発生するから〜」や「スプレッドに注意!」という言葉を耳にしますが、スプレッドとは一体どういう意味なのでしょうか。
こちらの記事では初心者でも分かりやすいようスプレッドについて解説していきます。
・スプレッドとは一体なんなのか
・スプレッドを抑えるためにはどうすればいいか
スプレッドとは仮想通貨を購入する際に発生する、売り手と買い手の価格の差の事
スプレッドとは仮想通貨だけではなくFxでもよく使われる言葉でもあります。
スプレッドとは日本語に訳すと「広がり」を意味しており、仮想通貨に置き換えると、売り手と買い手の間に生じる価格の差額(広がり)の事を意味します。
たくさんの人が利用している、販売所のCoincheckで取り扱っているビットコインを例をあげて説明していきましょう。
買い手から見るスプレッドの例
まずは買い手側から見たスプレッドの例を実際に紹介します。
こちらは1BTC(ビットコイン)の価格が¥5,905,215となっていますが、アプリ画面下にある購入ボタンからビットコインを購入すると下記の画面になります。
ご覧のように1BTC価格が¥5,905,215の時に購入しようとすると、なぜか価格が¥6,082,725に上がっていますね。
計算してみると
5,905,215 – 6,082,725 = -177,510
となり、1BTC価格が¥177,510 分上乗せされた状態でビットコインを購入している事になり、こちらの差額がスプレッドになります。
そしてBTC価格が上乗せされると、購入時のBTC価格より上乗せされているので、購入段階ですでにマイナス投資になってしまいます。
販売所から普通にビットコインを買うとスプレッドで損するよ〜というのはこういう意味だったのね!
スプレッドに気づかないまま購入して、購入後「あれ?減ってる・・?!」なんて焦ってしまう人も多いんだよね〜
売り手から見るスプレッドの例
先程は買い手側から見たスプレッドでしたが、今度は売り手側からのスプレッドの実例を紹介します。
今回は1BTCの価格が¥5,920,406の時を例に解説していきます。
上記のようにビットコイン価格が¥5,920,406の時に販売所からそのまま売却しようとすると、下記の画面になります。
えぇ・・なぜか1BTCが¥5,920,406の時に売ろうとしたはずが、¥5,739,000に下がった状態で売られようとしています。
計算してみると
¥5,920,406 – ¥5,739,000 = ¥181,406
となり、1BTC価格が¥181,406下がった状態で売却されてしまいます。
つまりもともとの価格より下がった金額で売却されてしまい、その差額分がスプレッドとなります。
スプレッドが発生するのは手数料みたいなもので、販売所の利益となっている
なぜスプレッドが発生するのかというといわゆる手数料みたいなもので、その差額は販売所の利益となっています。
仮想通貨は取引所を開設しないと購入できませんが、取引所は手数料となるスプレッドで利益をあげながら成り立っているわけです。
「ビットコイン売るから手数料ちょっともらうね〜」みたいな感じだね!
スプレッドの裏には大人の事情があるわけなのね・・
スプレッドを発生させないためには販売所経由ではなく、取引所から購入(売却)する
それではスプレッド分を損しないためにはどうすればいいのでしょうか。
答えは販売所経由ではなく取引所経由で購入(売却)をする事でスプレッドを回避できます。
スプレッドを発生させないようにするには取引所から指値注文をしよう!
こちらの画面のように買い手と売り手が希望金額を提示し、自分が提示する金額に価格が到達する事で取引が成立します。
しかし取引所の指値注文にもメリットデメリットがあります。それがこちら。
取引所では注文した金額で取引する事ができますが、場合によっては時間がかかったり、さらには不成立になる可能性もあるという事ですね。
また全ての仮想通貨が指値注文できるわけではなく、一部の通貨しか対応していません。
Coincheckを例にあげると、下記が指値注文できる通貨となっています。
Coincheckの販売所から購入、または売却しようとすると数十種類もの通貨がありますが、取引所の指値注文では限られた通貨しか取引できないので注意しましょう。
取引所の指値注文で売買するには「レート」と「注文量」を決めておく
最後に取引所の指値注文で売買するには下記のように自分で「レート」と「注文量」を入力する必要があります。
こんな感じで現時点での1BTC価格を参考にレートを入力し、注文量ではBTCの数量を入力すると購入(売却)したい金額の概算が算出されます。
販売所経由では購入(売却)したい金額を入力すれば簡単に購入(売却)できましたが、指値注文では逆算してレートと注文量を入力するのが大きな違いです。
例えば1BTCが500万の時に10万円分のBTCを購入したい時は、レートに500万、注文量には0.02と入力すると概算が10万になるよ!
下記の記事ではスマホのCoincheckアプリからでもできる取引所の売買方法を簡単に解説していますのでよかったらご覧ください。
以上、仮想通貨のスプレッドについての解説記事でした。